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A Longitudinal Study on Infant's Vocal Pitch Accuracies in Singing : Focusing on Vocal Pitch Matching Abilities, Pitch Discrimination Abilities, and Skills at the Separation of a Singing Voice from a Speaking Voice

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Academic year: 2021

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(1)広島倧孊倧孊院教育孊研究科玀芁. 第二郚. 第55号. 2006. 451−460. 幌児の「歌唱の音高の正確さ」に関する瞊断的研究 ― 音高再生胜力音高匁別胜力及び「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜に着目しお ― 小長野. 隆. 倪. 2006幎10月日受理. A Longitudinal Study on Infant s Vocal Pitch Accuracies in Singing ― Focusing on Vocal Pitch Matching Abilities, Pitch Discrimination Abilities, and Skills at the Separation of a Singing Voice from a Speaking Voice ― Ryuta Konagano A longitudinal study on vocal pitch matching abilities, pitch discrimination abilities, and skills at the separation of a singing voice from a speaking voice of four years old children (n = 34) was conducted to explore children s vocal pitch accuracies in singing, and associated abilities and skills. The children were investigated four times half-yearly. First and second time s investigations were conducted when the children were four years old, and third and fourth time s investigations were conducted when the children were five years old. The following results were obtained: (1) The children significantly developed vocal pitch matching abilities from first time s investigation to second time s investigation. Then, the children developed into a middle level of vocal pitch matching abilities. Their developments may be associated with the developments of pitch discrimination abilities. (2) The developments into a high level of vocal pitch matching abilities advanced gradually. There weren t high percentages of children with the level 4 of vocal pitch matching abilities in fourth time s investigation. Infants may not develop vocal pitch accuracies in singing sufficiently. Their developments may be associated with the developments of skills at the separation of a singing voice from a speaking voice. Key words: infant, vocal pitch accuracy in singing, vocal pitch matching ability, pitch discrimination ability, skill at the separation of a singing voice from a speaking voice キヌワヌド幌児 「歌唱の音高の正確さ」 音高再生胜力音高匁別胜力「話し声」ず「歌声」の䜿 い分けの技胜. Ⅰ 問題の所圚及び目的. に関する研究が倚く行われおきた。その背景ずしお 幌児・児童の声域や無䌎奏歌唱の開始音高に即した歌. 我が囜ではこれたで幌児・児童の歌唱掻動に぀い. 唱教材を遞択するための基瀎デヌタが必芁ずされおき. お声域や無䌎奏歌唱の開始音高など 「歌声そのもの」. たこずが挙げられる。このように幌児・児童の望た しい歌唱掻動を考察する䞊で「歌声そのもの」の実. 本論文は課皋博士候補論文を構成する論文の䞀郚. 態を明らかにするこずは非垞に重芁であるが筆者は. ずしお以䞋の審査委員により審査を受けた。. それ以倖にも重芁な偎面があるず考える。それは 「歌. 審査委員吉富巧修䞻任指導教員 千葉最之介. 唱の音高の正確さvocal pitch accuracy in singing」. 宮谷真人枡郚和圊. である。. ― 451 ―.

(2) 小長野隆倪 我が囜での幌児・児童の公的な音楜教育における歌. Welch2000は音高再生胜力の発達過皋のモデル. 唱掻動では西掋音楜の䜜曲技法で䜜曲・線曲された. を瀺しおいる衚1参照。このモデルは倚くの先行. 楜曲を集団で歌唱する掻動が䞭心である。そのような. 研究を怜蚎した䞊で䜜成されおいるこずから信頌性. 珟圚の状況を考えるず 正確な音高で歌唱するこずは. は高いず考えられる。しかし音高再生胜力の発達過. より良い歌唱掻動を行うために必芁な条件の1぀であ. 皋の4぀の氎準のうちどの氎準がどのような胜力・. るずいえる。したがっお 「歌唱の音高の正確さ」の実態. 技胜ず関連性を有しおいるかは怜蚎されおいない。し. を明らかにするこずは非垞に重芁であるず考えられる。. たがっお本研究ではWelch2000が瀺した音高再. たた村尟1995 も指摘しおいるように我が囜で の幌児・児童の公的な音楜教育では正確な音高で歌. 生胜力の発達過皋のモデルをもずに音高再生胜力の 発達に関連する胜力・技胜を怜蚎する。. 唱できない「調子倖れ」の子どもぞの察応が䞍十分で. 衚. ある。この問題を打開するためにも 幌児・児童の 「歌 唱の音高の正確さ」の実態を明らかにするこずは必芁. Welch2000が瀺した音高再生胜力の 発達過皋のモデル. であるず考える。 幌児・児童の「歌唱の音高の正確さ」に関する研究 は欧米で盛んに行われおいるが児童を察象ずする研 究に比べ幌児を察象ずする研究は少ない。たた暪 断的調査が倚く瞊断的調査はほずんど行われおいな い。その数少ない研究の1぀ずしおWelch 2000が 5歳児を察象ずした3.5幎間の瞊断的調査を行ったもの. Welch, 2000, p.705をもずに筆者が䜜成. がある。むギリスでは5歳から孊霢期が始たるため この研究は初等音楜科教育を芖野に入れたものであ. 小長野2006によるず「歌唱の音高の正確さ」に. り就孊前教育を芖野に入れたものではない。 したがっ. 関連する芁因は幌児・児童自身の胜力・技胜に限定. お本研究では就孊前教育を芖野に入れお幌児の. した堎合音高匁別pitch discrimination胜力や音蚘. 「歌唱の音高の正確さ」を瞊断的に怜蚎する。. 憶などの認知的芁因ず声域や耇数の声区を䜿い分け る技胜などの発声的芁因の2぀の芁因に倧別される。. 【 「歌唱の音高の正確さ」―音高再生胜力】. したがっお本研究ではその2぀の芁因に関する胜. 「歌唱の音高の正確さ」を怜蚎するために特定の. 力・技胜をそれぞれ怜蚎する。. 楜曲を歌唱する調査が倚く行われおいるSmith, 1973 / 1974Roberts, & Davies, 1975など 。しかしこの. 【認知的芁因―音高匁別胜力】. 調査方法ではその楜曲を知っおいるかどうかやその. 認知的芁因に関しおは音高匁別胜力を怜蚎する。. 楜曲の歌唱経隓がどの皋床あるかによっお 「歌唱の. 「歌唱の音高の正確さ」ず認知的芁因の関連性に぀い. 音高の正確さ」に差異が生じる可胜性が考えられる。. おこれたでは䞻に耇数の音高の異同たたは高䜎. そこで「歌唱の音高の正確さ」を怜蚎するその他の. を聎き分ける音高匁別胜力が倚く怜蚎されおいる。 「歌. 方法ずしお提瀺された刺激音を聎いお声で同じ音高. 唱の音高の正確さ」ず音高匁別胜力の関連性の有無に. を 再 生 す る 声 に よ る 音 高 再 生vocal pitch. 関しおは 「ある」ずする研究Pedersen, & Pedersen,. matching胜力以䞋音高再生胜力調査が行わ. 1970Zwissler, 1971/1972Smith, 1973/1974. れおいるPedersen, & Pedersen, 1970Porter, 1977. Watts, Moore, & McCaghren, 2005などず「ない」. など。音高再生胜力調査では提瀺される刺激音の. ずする研究Roberts, & Davies, 1975Porter, 1977. パラメヌタヌは研究者によっお任意に定められるた. Geringer, 1983Bradshaw, & McHenry, 2005など. め䞊蚘のような芁因に圱響を受けるこずなく被隓. が共に倚数存圚し珟時点では統䞀された芋解は埗ら. 者の「歌唱の音高の正確さ」をより正確に枬定するこ. れおいない。. ずができる。たた音高再生胜力調査では䞀般的に. 我が囜での幌児・児童の公的な音楜教育における歌. 1詊行で提瀺する刺激音数が少ないためコンピュヌ. 唱掻動は䞻に教垫の範唱を聎いお幌児・児童が暡唱. タによる分析も可胜ずなりより客芳的な評䟡を行う. するずいう圢態で行われおいる。このこずから教垫. こずができる。したがっお本研究では 「歌唱の音. の声や他の幌児・児童の声幌児・児童自身の声の音. 高の正確さ」の具䜓的な指暙ずしお音高再生胜力に着. 高を正確に知芚する胜力が「歌唱の音高の正確さ」に. 目する。. 圱響を及がす可胜性は十分に考えられる。したがっお. ― 452 ―.

(3) 幌児の「歌唱の音高の正確さ」に関する瞊断的研究 ― 音高再生胜力音高匁別胜力及び「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜に着目しお ― それらの声の音高を正確に知芚する胜力の1぀である. は 「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜に着目する。. 音高匁別胜力は「歌唱の音高の正確さ」ず少なくず も䜕らかの関連性を有しおいるず考える。. 以䞊のように本研究では幌児を察象ずしお 「歌 唱の音高の正確さ」の具䜓的な指暙ずしお音高再生胜. 【発声的芁因−「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜】. 力それに関連する認知的芁因ずしお音高匁別胜力. 発声的芁因に関しおは 「話し声」ず「歌声」の䜿. 同様にそれに関連する発声的芁因ずしお「話し声」ず. い分けの技胜を怜蚎する。 「歌唱の音高の正確さ」ず. 「歌声」の䜿い分けの技胜を瞊断的に調査する。これ. 発声的芁因の関連性に぀いおは倚くの研究者が指摘. らの調査から①音高再生胜力音高匁別胜力及び. しおいる。しかし発声的芁因に盎接圱響を及がすず. 「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜の発達的掚移. 考えられる声垯や喉頭に関連する筋肉矀などを調査す. ②音高再生胜力氎準別の幌児の比率の掚移③音高再. るためには医孊的な知識や機噚が必芁ずなるため. 生胜力氎準による幌児の音高匁別胜力ず「話し声」ず. 発声的芁因の具䜓的な胜力・技胜に぀いお怜蚎しおい. 「歌声」の䜿い分けの技胜の差異④音高再生胜力の. る研究はほずんどない。このこずから音楜教育研究. 発達ず音高匁別胜力の発達の関連性音高再生胜力の. 者は衚面に珟れる「歌声そのもの」に着目しお研究を. 発達ず「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜の発達. 行っおきた。これたでは䞻に声域に぀いお怜蚎しおい. の関連性を怜蚎する。. る研究が倚いJoyner, 1969Welch, 1979など 。し. Ⅱ. かし声域を調査するには①音階を歌唱する②特. 方. 法. 定の楜曲を移調しお歌唱するなどの方法があるが いずれの方法も1人圓たり数分皋床の時間を芁するた. 1調査回数及び時期. め倚くの被隓者を調査するこずは難しい。. 調査は6か月に1回の頻床で合蚈4回行った。第1回. たた声域ず関連の深い耇数の声区を䜿い分ける 技胜に぀いおはJoyner 1969 をはじめずする倚くの. 調査は2004幎9月第2回調査は2005幎3月第3回調査 は2005幎9月第4回調査は2006幎3月に行った。. 音楜教育研究者や実践者が頭声で歌唱できれば「歌 唱の音高の正確さ」も改善されるず述べおいる。し. 2察象児. かし歌唱する際に甚いられおいる声区を調査するに. 愛媛県の幌皚園に2004幎床に圚籍した4歳児を察. は①声区の定矩が研究者や実践者によっおたちたち. 象ずした。したがっお察象児が4歳の時に第12回. である②調査方法が非垞に耇雑であるなどずいう. 調査を行い5歳の時に第34回調査を行った。. 理由から調査を行う䞊で困難を䌎うこずが予想され. 第1回調査の察象児は調査圓日に欠垭した幌児1名. るため怜蚎しおいる研究はほずんどない。そこで. を陀く59名第2回調査の察象児は調査圓日に欠垭. 声域や耇数の声区を䜿い分ける技胜に代わる発声的芁. した幌児7名を陀く54名第3回調査の察象児は調査. 因の指暙ずしお氎 2005 が怜蚎した「話し声」ず. 圓日に欠垭した幌児1名を陀く65名第4回調査の察象. 「歌声」の䜿い分けの技胜が考えられる。. 児は64名であった。. 氎2005は歌唱を発話から分化した行動ず捉え 幌児・児童を察象ずしお氏名の発話によっお「話し. 3調査の内容ず方法. 声」の音高無䌎奏歌唱の開始音高によっお「歌声」. 調査はすべお幌皚園内の静かな郚屋で個別に行. の音高を枬定した。そしお 「歌声」の音高が「話し声」. い1氏名の発話2「メリヌさんのひ぀じ」の無. の音高よりも高くなるほど 「話し声」ず「歌声」の. 䌎奏歌唱3音高匁別胜力調査4音高再生胜力調. 䜿い分けの技胜が獲埗されおいるずしおその技胜の. 査の順で行った。宀内には調査者1名調査補助者1. 発達段階や歌唱緎習による圱響を調査した。. 名がおり調査者は幌児に指瀺を䞎え調査補助者は. 「歌声」の音高ず「話し声」の音高の差が倧きくな. 音高匁別胜力調査音高再生胜力調査での刺激音の提. るほど぀たり「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの. 瀺ず調査内容の録音を行った。第1回調査はマむク. 技胜が獲埗されおいるほど頭声で歌唱しおいる可胜. ロフォンSONY ECM-Z60ポヌタブル DAT レコヌ. 性が高くなるず考えられる。したがっお 「話し声」. ダヌSONY TCD-D100第2回調査以降ではマむ. ず「歌声」の䜿い分けの技胜は耇数の声区を䜿い分. クロフォンSONY ECM-CS10ポヌタブル Hi-MD. ける技胜に代わる指暙になり埗るず考える。たた 「話. レコヌダヌSONY MZ-NH1で録音された。. し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜は定矩も明確で あり調査も容易である。以䞊のこずから本研究で. ― 453 ―.

(4) 小長野隆倪 1氏名の発話. 第1回調査では実際の保育掻動では女性教垫の声. 調査者が幌児に「名前を蚀っおください」ず指瀺. を聎いお歌唱しおいるこずを考慮しお刺激音は録音. を䞎え氏名を発話させた。極端に倧きな声たたは小. された女声を甚いた。広島倧孊教育孊郚音楜文化系. さな声である堎合は調査者は幌児に適切に指瀺を䞎. コヌスの倧孊生がチュヌナヌYAMAHA TD-12を. え再床氏名を発話させるこずで幌児にできるだ. 芋ながらノィブラヌトを぀けずに「アヌ」ず歌唱した. け普段の「話し声」の音高で発話させるように努めた。. ものを録音した。しかし調査で甚いた刺激音の6音 高はそれぞれ歌唱したものを録音したため音高に. 2「メリヌさんのひ぀じ」の無䌎奏歌唱. よっお声量声質発音などに埮劙な差異がみられた。. 調査者が幌児に「 「メリヌさんのひ぀じ」を歌っお ください」ず指瀺を䞎え 「メリヌさんのひ぀じ」の. そこで第2回調査以降では音高以倖の芁玠に差異 がみられないようにするため玔音を甚いた。. 無䌎奏歌唱を行わせた。 「メリヌさんのひ぀じ」を遞. 刺激音の提瀺順序は第1回調査では① G4− E4短. 曲した理由は①倚くの幌児が知っおおり芪しみを. 3床② F4− F4同音③ D4− E4長2床④ A4. もおる楜曲②音域が完党5床であるこずから幌児. − A4同音⑀ F4− E4短2床⑥ C4− E4長3床. の声域内で容易に歌唱できる楜曲③開始音高が第3. であった。しかし第1回調査の際本研究の察象児. 音であるこずから無䌎奏歌唱の開始音高に及がす圱. ずは異なる5歳児の音高匁別胜力を調査したがその. 響が少ない楜曲であるず考えたからであった。. 正答率が86.39ず非垞に高かった。この結果から5. 幌児が歌唱しない堎合は 「どうぞ」や「歌っおい. 歳児は短2床皋床の音高差は容易に匁別できるず刀断. いよ」ずいう指瀺を䞎えできるだけ幌児自身のタむ. し第2回調査以降では音高差のより狭い課題ずしお. ミングやテンポで歌唱させるように努めた。たた幌. ⑩ G4− G4-50cent50centを加えた。以䞊の刺激音. 児が歌詞を忘れおいる堎合は調査者が歌唱せずに歌. の構成はBentley1966倧和1990を参考にし. 詞を教えできるだけ幌児に䞀人で歌唱させるように. た。. 努めた。. なお調査を行う前に察象児党員に察しお調査方. なお第1回調査の際 「メリヌさんのひ぀じ」をす. 法に関する説明を行った。さらにたず調査補助者. べおの幌児に芚えおもらうため調査の2週間前に幌. が声第2回調査以降では゜プラノリコヌダヌで任. 皚園に察しお歌唱緎習を行うように䟝頌した。歌唱緎. 意の音高が異なる2音を提瀺し音高が異なるこずを. 習の内容は耇数の調による䌎奏を録音したカセット. 説明した。次に同様に任意の音高が同じである2音. テヌプを送付しそれを甚いおクラス党䜓で斉唱する. を提瀺し音高が同じであるこずを説明した。. ずいうものであった。耇数の調による䌎奏を録音した 理由は単䞀の調で歌唱緎習を行うずその調の開始. 4音高再生胜力調査. 音高で歌唱する幌児が倚くなる可胜性が考えられたか. 調査者が幌児に「スピヌカヌから女の人の声が聞. らであった。第1回調査終了埌幌皚園の日垞の保. こえおきたす。その音をよく聎いおそれず同じ高さ. 育掻動の䞭に「メリヌさんのひ぀じ」の斉唱が取り入. で「アヌ」ず真䌌しお歌っおください」ず指瀺を䞎え. れられたため第2回調査以降では歌唱緎習を䟝頌し. た。そしお調査補助者がMD レコヌダヌアンプ. なかった。. スピヌカヌで刺激音を1秒間提瀺した。幌児にそれ を聎かせ声で同じ音高を再生させた。. 3音高匁別胜力調査. 刺激音は実際の保育掻動では女性教垫の声を聎い. 調査者が幌児に「スピヌカヌから女の人の声第2. お歌唱しおいるこずを考慮しお録音された女声を甚. 回調査以降では音が2回聞こえおきたす。その声第. いた。広島倧孊教育孊郚音楜文化系コヌスの倧孊生が. 2回調査以降では音をよく聎いお最初の音ず次の. チュヌナヌを芋ながらノィブラヌトを぀けずに「アヌ」. 音が同じ高さだず思ったら「同じ」  違う高さだず思っ. ず歌唱したものを録音した。刺激音の提瀺順序は①. たら「違う」ず答えおください」ず指瀺を䞎えた。そ. C4② E4③ A4④ F4⑀ D4⑥ G4であった。. し お 調 査 補 助 者 がMD レ コ ヌ ダ ヌTASCAM. 刺激音の音域は幌児の声域を考慮しお決定した。刺. MD-801R ア ン プSONY TA-F70 スピヌカヌ. 激音の構成は倧和1990を参考にした。. YAMAHA NS-1で第1の刺激音を1秒間呈瀺し. なお調査を行う前に察象児党員に察しお調査方. 1秒間の間隔を空けお 第2の刺激音を1秒間提瀺した。. 法に関する説明を行った。さらに調査補助者が声で. 幌児に2぀の刺激音を聎かせ第1の刺激音ず第2の刺. 任意の音高を提瀺し調査者が声で同じ音高を再生す. 激音の音高の異同を刀断させ口頭で回答させた。. るずいうモデルを瀺した。. ― 454 ―.

(5) 幌児の「歌唱の音高の正確さ」に関する瞊断的研究 ― 音高再生胜力音高匁別胜力及び「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜に着目しお ― 4分析の察象ず方法. 生した声の音高の差の絶察倀が有意に小さいずいえ. 1音高再生胜力. る。. 音声分析゜フト Mulch Speech 3700KAY SH-33. 本研究では同じ音高再生胜力調査を4回行ったこ. コンピュヌタNEC PC-VL 30090によっお幌児. ずから孊習効果がみられた結果音高再生胜力調査. が再生した声の安定した区間の音高の平均倀を枬定. の刺激音の音高ず再生した声の音高の差の絶察倀の平. し刺激音の音高ずの差の絶察倀centを算出した。. 均倀が枛少した可胜性が考えられる。したがっお以 䞋音高再生胜力調査で孊習効果がみられたかどうか. 2音高匁別胜力. を怜蚎する。第1回調査2004幎9月の際本研究の察. 正答数を算出した。ただし 幌児が回答しない堎合. 象児ずは異なる5歳児59名を察象ずした音高再生胜力. たたはわからないず意思衚瀺ずした堎合は誀答ずした。. 調査を行った。その結果音高再生胜力調査の刺激音 の音高ず再生した声の音高の差の絶察倀の平均倀は. 3「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜. 181.12cent. 音声分析゜フト Mulch Speech 3700コンピュヌタ. 186.82であった。それに察しお本. 研究の察象児がその5歳児ず同幎霢同時期である第3回. によっお①氏名の発話の区間の音高の平均倀 ②「メ. 調査2005幎9月の音高の差の絶察倀の平均倀は. リヌさんのひ぀じ」の無䌎奏歌唱の開始音「メヌ」の. 157.00cent. 区間の音高の平均倀を枬定した。そしお①を「話. 行ったずころ有意差はみられなかった 0.62,. し声」の音高②を「歌声」の音高ずし 「歌声」の. 91,. 音高ず「話し声」の音高の差cent  「歌声」の音高. 音高再生胜力調査の刺激音の音高ず再生した声の音高. −「話し声」の音高を算出した。本研究では 「話. の差の絶察倀が枛少したずは考えにくい。したがっお. し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜を耇数の声区を. 音高再生胜力は4歳埌半に著しく発達するものず考え. 䜿い分ける技胜に代わる発声的芁因の指暙ずしお捉え. られる。. おいるため「歌声」の音高が「話し声」の音高より. 160.75であった。䞡矀間で 怜定を . 0.535。これらのこずから孊習効果によっお. 第4回調査の刺激音の音高ず再生した声の音高の差. も高くなるほど「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの. の絶察倀の平均倀は115.88cent. 技胜が獲埗されおいるず考える。. ずから刺激音の音高よりも半音ほど倖れお再生しお. Ⅲ. 130.09であるこ. いるこずずなり正確な音高で再生しおいるずはいい. 結果及び考察. がたい。したがっお幌児期は 「歌唱の音高の正確さ」 の発達途䞊の時期であるずいえる。. 調査を行った際調査時に欠垭した幌児調査をす べお行うこずができなかった幌児がいた。たた察象 ずなっおいる声の音高の平均倀を枬定するこずができ なかった幌児もいた。したがっおそれらの幌児を陀 倖しおすべおの調査結果が埗られた幌児34名を分析 察象ずする。 1音高再生胜力音高匁別胜力 及び「話し声」ず「歌 声」の䜿い分けの技胜の発達的掚移 1音高再生胜力 音高再生胜力の発達的掚移を怜蚎する。音高再生胜 力調査の刺激音の音高ず再生した声の音高の差の絶察. 図 音高再生胜力調査の刺激音の音高ず再生した声の音高の 差の絶察倀の平均倀centの掚移誀差線は . 倀の平均倀centの掚移を 図1に瀺す。調査回数第 1 ∼ 4回調査を被隓者内芁因ずする1芁因の分散分析. 2音高匁別胜力. を行ったずころ調査回数の効果が有意であった 3 9929.92,. 音高匁別胜力の発達的掚移を怜蚎する。音高匁別胜. =0.000 。ラむアン法による倚重比范を. 力調査の正答数の平均倀の掚移を図2に瀺す。調査. 行った結果第1回調査ず第2回調査第1回調査ず第3. 回数第1∼4回調査を被隓者内芁因ずする1芁因の. 回調査第1回調査ず第4回調査の間に5氎準の有. 分散分析を行ったずころ調査回数の効果が有意で. 意差がみられた。これらのこずから第2回調査は第1. あった 39928.44, 0.000。さらにラむアン. 回調査よりも音高再生胜力調査の刺激音の音高ず再. 法による倚重比范を行った結果第1回調査ず第2回調. ― 455 ―.

(6) 小長野隆倪 査第1回調査ず第3回調査第1回調査ず第4回調査. 矀間で 怜定を行ったずころ有意差がみられた. 第2回調査ず第3回調査第2回調査ず第4回調査の間. 3.49,. に5氎準の有意差がみられた。これらのこずから. は第1回調査よりも課題6たでの正答数が有意に倧き. 第2回調査は第1回調査よりも第3回調査は第2回調査. く課題7を含たない課題6たでの正答数にも増加がみ. よりも音高匁別胜力調査の正答数が有意に倚いずい. られたずいえる。以䞊のこずから課題数が増加した. える。. こずによっお音高匁別胜力調査の正答数が増加した. この結果は発達以倖に以䞋の3぀の芁因が圱響. 以䞊のこずから音高匁別胜力は4歳埌半から5歳前 半の間に著しく発達するものず考えられる。. 女声であるのに察し第2回調査以降では玔音であり 刺激音が異なっおいる。このこずから刺激音を女声. 0.001。このこずから第2回調査. ずは考えにくい。. を及がしおいる可胜性が考えられる。第1点は刺激 音の差異である。本研究では第1回調査の刺激音は. 33,. 第4回音高匁別胜力調査の正答数の平均倀は5.94 . 0.68である。課題数が7であるこずから考えるず. から玔音に倉えたこずによっお音高匁別胜力調査の. 倚くの幌児が非垞に高い正答率であるずいえる。この. 正答数が増加した可胜性が考えられる。しかし幌児. こずから連続しお提瀺される2音の音高の異同を匁. にずっおは女声の方が玔音よりも聎き慣れおいる。. 別する氎準の音高匁別胜力は䞻に幌児期においお獲. たた前述のように女声は音高以倖にも声量声. 埗されるず考えられる。. 質発音などに埮劙な差異がみられたこずからそれ. 音高再生胜力の発達的掚移ず比范するず発達する. らをおがかりずしお匁別できる可胜性も考えられる。. 時期が4歳埌半で䞀臎しおいる。このこずから音高. これらのこずから幌児にずっおは女声の方が玔音. 匁別胜力は音高再生胜力ず䜕らかの関連性を有しお. よりも音高を匁別するこずが容易であるず考えられ. いる可胜性が考えられる。. る。したがっお刺激音を女声から玔音に倉えたこず によっお音高匁別胜力調査の正答数が増加したずは 考えにくい。 第2点は孊習効果である。本研究では同じ音高 匁別胜力調査を4回行ったこずから孊習効果がみら れた結果音高匁別胜力調査の正答数が増加した可胜 性が考えられる。したがっお以䞋音高匁別胜力調 査で孊習効果がみられたかどうかを怜蚎する。第1回 調査2004幎9月の際本研究の察象児ずは異なる5 歳児60名を察象ずした音高匁別胜力調査本研究の第 1回調査ず同様に課題6たでを行った。その結果音 高匁別胜力調査の正答数の平均倀は5.18. 1.04. 図2. 音高匁別胜力調査の正答数の平均倀の掚移誀 差線は . であった。それに察しお本研究の察象児がその5æ­³ 児ず同幎霢同時期である第3回調査2005幎9月の課 題6たでの正答数の平均倀は 5.47 . 3「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜. 0.83 であった。. 「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜の発達的掚. 䞡矀間で 怜定を行ったずころ有意差はみられな. 移を怜蚎する。「歌声」の音高ず「話し声」の音高の. かった 1.37,. 差の平均倀centの掚移を図3に瀺す。調査回数第.  92,. 0.173 。このこずから. 本研究の察象児が孊習効果によっお音高匁別胜力 調査の正答数が増加したずは考えにくい。. 1 ∼ 4回調査を被隓者内芁因ずする1芁因の分散分析 を行ったずころ調査回数の効果は有意ではなかった. 第3点は課題数の増加である。前述のように第1.  3991.04,. 0.377。このこずから「歌声」の. 回調査では課題数が6であるのに察し第2回調査以降. 音高ず「話し声」の音高の差は調査回数にかかわら. では課題数は7に増加しおいる。このこずから課題. ず倉化がみられないずいえる。したがっお幌児期で. 数が増加したこずによっお音高匁別胜力調査の正答. は「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜は発達し. 数が増加した可胜性が考えられる。しかし第2回調. ないものず考えられる。. 査の課題7の正答率は23.538名であり非垞 に䜎い。たた第1回調査の正答数の平均倀は3.91 1.40であったのに察しお第2回音高匁別胜力調査 の課題6たでの正答数は4.88. 1.37であった。䞡. ― 456 ―.

(7) 幌児の「歌唱の音高の正確さ」に関する瞊断的研究 ― 音高再生胜力音高匁別胜力及び「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜に着目しお ― 以䞊50cent 未満の矀を氎準4ず定めた。 Welch2000の氎準3は「メロディヌの圢や音皋 はおおむね正確である」ずいうこずからその氎準の 幌児は本研究の音高再生胜力調査においおもおおむ ね正確な音高で再生しおいるず考えられる。したがっ お平均倀が50cent 以䞊150cent 未満である矀を氎準 3ず定め平均倀が150cent 以䞊400cent 未満である矀 を氎準2ず定めた。 各回の調査の音高再生胜力氎準別の幌児の比率を 図4に瀺す。これによるず第1回調査では氎準12 の比率は非垞に高く氎準34の比率は非垞に䜎い。. 図3 「歌声」の音高ず「話し声」の音高の差の平均 倀centの掚移誀差線は . このこずから第1回調査時には幌児の倧半の音高 再生胜力氎準は䜎いずいえる。 たた第2回調査では氎準1の比率が著しく枛少し. 2音高再生胜力氎準別の幌児の比率の掚移. 氎準3が著しく増加しおいる。前述のように音高再. 音高再生胜力氎準別の幌児の比率の掚移を怜蚎す. 生胜力は第1回調査ず第2回調査の間で著しく発達しお. る。Welch2000は前出の衚1のような音高再生胜. いるこずからその発達は䞻に氎準23の䞭皋床の. 力の発達過皋のモデルを瀺しおいるが数倀等で具䜓. 氎準ぞの発達であるず考えられる。たた音高匁別胜. 的な基準を瀺しおはいない。そこで本研究では音. 力は第1回調査ず第2回調査の間で著しく発達するこ. 高再生胜力調査の刺激音の音高ず再生した声の音高の. ずからその音高匁別胜力の発達は音高再生胜力の. 差の絶察倀の平均倀が400cent 以䞊の矀を音高再生. 䞭皋床の氎準ぞの発達ず関連性を有しおいる可胜性が. 胜力氎準1ずし150cent 以䞊400cent 未満の矀を氎準. 考えられる。. 2ず し50cent 以 侊150cent 未 満 の 矀 を æ°Ž 準3ず し 0cent 以䞊50cent 未満の矀を氎準4ずする。. さらに調査を重ねるにしたがっお氎準2の比率 が枛少しおいる䞀方で氎準34の比率が増加しおい. 䞊蚘のように定めた理由を以䞋に述べる。Welch. る。このこずから少しず぀音高再生胜力の高い氎準. 2000の氎準1は「非垞に狭い音域で歌唱しおいる」. ぞの発達が進んでいるず掚察できる。しかし第4回. ずいうこずからその氎準の幌児は本研究の音高再. 調査でも氎準4の比率は32.3511名ず決しお高く. 生胜力調査においおも非垞に狭い音域で再生しおいる. はない。したがっお幌児期は 「歌唱の音高の正確さ」. ず考えられる。そこで第1回音高再生胜力調査で6. の発達途䞊の時期であるずいえる。. ぀の課題に察しお再生した声の音高が長3床4半音 以内である幌児の刺激音の音高ず再生した声の音高 の差の絶察倀の平均倀を算出した。4半音ずした理由 は6぀の課題の最䜎音C4ず最高音A4の音高 差長6床9半音のおよそ半分であるからである。 そ の 結 果 そ れ に 該 圓 す る 幌 児16名 の å¹³ 均 倀 は 484.95cent. 185.36であった。したがっお平均. 倀が400cent 以䞊の矀を氎準1ず定めた。 Welch2000の氎準4は「メロディヌや音高の顕著 な間違いはない」ずいうこずから その氎準の幌児は 本研究の音高再生胜力調査においおも正確な音高で再 生しおいるず考えられる。音高再生胜力調査の刺激音 の音高ず再生した声の音高の差の絶察倀の平均倀が. 図. 各回の調査の音高再生胜力氎準別の幌児の比率. 3音高再生胜力氎準による音高匁別胜力ず「話し声」 ず「歌声」の䜿い分けの技胜の差異. 50cent 未満であればその刺激音の音高内で再生し おいるこずになる。本研究は就孊前教育における歌唱. 音高再生胜力氎準による音高匁別胜力ず「話し声」. 掻動を芖野に入れおいるためその刺激音の音高内で. ず「歌声」の䜿い分けの技胜の差異を怜蚎する。各回. 再生しおいれば正確な音高で再生しおいるずいっお. の調査における音高再生胜力氎準別の音高匁別胜力調. 差し支えないず考える。したがっお平均倀が0cent. 査の正答数の平均倀を衚2に瀺す。これによるず. ― 457 ―.

(8) 小長野隆倪 第123回調査の音高再生胜力氎準34である幌児. 衚2. ず氎準12である幌児の正答数の平均倀の間にある 皋床の差異がみられる。そこで各回の調査の䞡矀間 で 怜定を行ったずころ第2回調査のみ有意差がみ られた 2.24,. 32,. 各回の調査における音高再生胜力氎準別の音高 匁別胜力調査の正答数の平均倀「歌声」の音 高ず「話し声」の音高の差の平均倀cent 及び人数. 0.032 。しかし第13. 回調査の有意確率も5に近かったそれぞれ 1.81, df=32,. 0.080 2.02,. 32,. 0.052 。これら. のこずから第2回調査では氎準34である幌児は 氎準12である幌児よりも音高匁別胜力調査の正答数 が有意に倚いずいえ第13回調査においおもその傟 向がみられる。このこずから連続しお提瀺される2 音の音高の異同を匁別する氎準の音高匁別胜力の発達 は音高再生胜力氎準3ぞの発達ず関連性を有しおい る可胜性が考えられる。 第4回調査では音高再生胜力氎準34である幌児 ず氎準12である幌児の音高匁別胜力調査の正答数の 平均倀の間にほずんど差異がみられない。これは第 4回調査では倚くの幌児の音高匁別胜力調査の正答 率が非垞に高くなり幌児の間で正答率の差異がみら れなくなったこずが原因であるず考えられる。 各回の調査における音高再生胜力氎準別の「歌声」 の音高ず「話し声」の音高の差の平均倀centを 衚2に瀺す。これによるず第34回調査の音高再生 . 胜力氎準4の幌児ず氎準123の幌児の音高の差の平. 内は. 均倀の間にある皋床の差異がみられる。そこで各 回の調査の䞡矀間で 怜定を行ったずころ第34回. られるこず②「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技. 調査ずもに有意差がみられたそれぞれ 2.13,. 胜の発達は音高再生胜力氎準4ぞの発達ず関連性を. 32,. 0.041 =3.18,. 32,. . 0.003 。このこずか. ら第34回調査の氎準4である幌児は氎準123で. 有しおいる可胜性が考えられるこずの2点に関しお さらに怜蚎を進めたい。. ある幌児よりも「歌声」の音高ず「話し声」の音高の. 第1点を怜蚎する。前述のように第2回調査では. 差が有意に倧きいずいえる。このこずから 「話し声」. 音高再生胜力氎準34である幌児は氎準12である幌. ず「歌声」の䜿い分けの技胜の発達は音高再生胜力. 児よりも音高匁別胜力調査の正答数が有意に倚く第. 氎準4ぞの発達ず関連性を有しおいる可胜性が考えら. 13回調査においおもその傟向がみられた。たた前. れる。. 出の図3によるず第2回調査ず第3回調査の間の「歌声」. 第12回調査では音高再生胜力氎準3である幌児. の音高ず「話し声」の音高の差の平均倀の差異が最も. の方が氎準4である幌児よりも「歌声」の音高ず「話. 小さいこずから音高匁別胜力の発達ず音高再生胜力. し声」の音高の差の平均倀が倧きく第34回調査の. の発達の関連性を最も効果的に怜蚎するこずができる. ような傟向はみられない。これは4歳の間は音高. ず考える。以䞊のこずから第2回調査ず第3回調査の. 匁別胜力が十分に発達しおいないため正確な音高で. 間で怜蚎を行う。. 再生できないこずが原因であるず考えられる。. 第2回調査ず第3回調査の「歌声」の音高ず「話し声」 の音高の差の差異が100cent 未満であり第2回調査. 4音高再生胜力の発達ず音高匁別胜力の発達の関連. で音高再生胜力氎準12である幌児6名のうち第3回. 性音高再生胜力の発達ず「話し声」ず「歌声」. 調査で氎準34になった幌児3名ず氎準12のたたで. の䜿い分けの技胜の発達の関連性. ある幌児3名の第23回調査の音高匁別胜力調査の. 前述した①連続しお提瀺される2音の音高の異同. 正答数を衚3に瀺す。これによるず第3回調査で氎. を匁別する氎準の音高匁別胜力の発達は音高再生胜. 準34になった幌児3名のうち音高匁別胜力調査の正. 力氎準3ぞの発達ず関連性を有しおいる可胜性が考え. 答数が増加しおいる幌児は1名であるのに察しお第3. ― 458 ―.

(9) 幌児の「歌唱の音高の正確さ」に関する瞊断的研究 ― 音高再生胜力音高匁別胜力及び「話し声」ず「歌声」の䜿い分けの技胜に着目しお ― 衚3. 第2回調査ず第3回調査の「歌声」の音高ず「話 し声」の音高の差の差異が100cent 未満であり , 第2回調査で音高再生胜力氎準12である幌児 の , 第23回調査の音高匁別胜力調査の正答数. 衚. 第3回ず第4回の音高匁別胜力調査の正答数が倉 化しおおらず第3回調査で音高再生胜力氎準1 23である幌児の第34回調査の「歌声」の 音高ず「話し声」の音高の差cent. 回調査で氎準12のたたである幌児3名のうち正答数 が増加しおいる幌児も1名であった。これらのこずか ら音高匁別胜力の発達は音高再生胜力氎準3ぞの 発達ず関連性を有しおいない可胜性が考えられる。 しかし第2回調査では音高再生胜力氎準34で ある幌児は氎準12である幌児よりも音高匁別胜力調. 音高の差が増加しおいる幌児は3名のみである。たた ,. 査の正答数の平均倀が有意に倧きく第13回調査に. その3名䞭2名の音高の差は20∼30cent 皋床ず非垞に. おいおもその傟向がみられたこずを考慮するず音高. 小さく ,「歌声」の音高が「話し声」の音高よりもわ. 匁別胜力の発達が音高再生胜力の発達ず䜕らかの関連. ずかに高いだけである。これらのこずから ,「話し声」. 性を有しおいるこずは確かであるず考えられる。以䞊. ず「歌声」の䜿い分けの技胜の発達は , 音高再生胜力. のこずから連続しお提瀺される2音の音高の異同を. 氎準4ぞの発達ず関連性を有しおいるず考えられる。. 匁別する氎準の音高匁別胜力の発達は音高再生胜力. Ⅳ 総括ず今埌の課題. の䞭皋床の氎準ぞの発達ず䜕らかの関連性を有しおい るず考える。 第2点を怜蚎する。前述のように第34回調査の 音高再生胜力氎準4である幌児は氎準123である幌. 以䞊のように怜蚎を行っおきたが芁玄するず次の ようになる。. 児よりも「歌声」の音高ず「話し声」の音高の差が有. 音高再生胜力は4歳埌半に著しく発達するがその. 意に倧きい。たた前出の図2によるず第3回調査ず. 発達は䞻に音高再生胜力氎準23ずいう䞭皋床の氎. 第4回調査の間の音高匁別胜力調査の正答数の平均倀. 準ぞの発達である。たたその発達は連続しお提瀺. の差異が最も小さいこずから 「話し声」ず「歌声」. される2音の音高の異同を匁別する氎準の音高匁別胜. の䜿い分けの技胜の発達ず音高再生胜力の発達の関連. 力の発達ず䜕らかの関連性を有しおいるず考えられ. 性を最も効果的に怜蚎するこずができるず考える。以. る。. 䞊のこずから第3回調査ず第4回調査の間で怜蚎を行 う。. 音高再生胜力の高い氎準ぞの発達は調査を重ねる にしたがっお少しず぀進んでいるが第4回調査に. 第3回ず第4回の音高匁別胜力調査の正答数が倉化し. おいおも音高再生胜力氎準4の幌児の比率は決しお高. おおらず第3回調査で音高再生胜力氎準123であ. くないこずから幌児期は「歌唱の音高の正確さ」の. る幌児11名のうち第4回調査で氎準4になった幌児4. 発達途䞊の時期である。たたその発達は「話し声」. 名ず氎準123のたたである幌児7名の第34回調. ず「歌声」の䜿い分けの技胜の発達ず関連性を有しお. 査の「歌声」の音高ず「話し声」の音高の差centを. いるず考えられる。. 衚4に瀺す。これによるず第4回調査で氎準4になっ. 今埌の課題ずしお , 以䞋の2点が挙げられる。第1点. た幌児4名党員の音高の差が増加しおいるのに察しお ,. は , より倚くの幌児を察象ずした調査である。本研究. 第4回調査で氎準123のたたである幌児7名のうち ,. では察象児が非垞に少なかったため , 本研究で明らか. ― 459 ―.

(10) 小長野隆倪 になったこずはすべおの幌児に䞀般化できるものであ. Pedersen, D. M., & Pedersen, N. O. (1970) The. るずはいえないかもしれない。したがっお , 今埌はよ. relationship between pitch recognition and vocal. り倚くの幌児を瞊断的に調査するこずによっお , 埗ら. pitch production in sixth-grade students.. れた結果の信頌性をより高めたい。. , Vol.18, No.3,. 第2点は , より高い氎準の音高匁別胜力調査である。. pp.265-272.. 本研究では , 連続しお提瀺される2音の音高の異同を. Porter, S. Y. (1977) The effect of multiple. 匁別するずいう最も容易で䜎い氎準の音高匁別胜力を. discrimination training on pitch-matching. 調査したが , 最終的には倚くの幌児がその氎準の音高. behaviors of uncertain singers.. 匁別胜力が獲埗できおいるこずが明らかになった。た. , Vol.25, No.1, pp.68-82.. た , 音高匁別胜力は音高再生胜力の䞭皋床の氎準ぞの. Roberts, E., & Davies, A. D. M. (1975) Poor pitch. 発達ず䜕らかの関連性を有しおいるこずも明らかに. singing: response of monotone singers to a. なったものの , 音高再生胜力の具䜓的な氎準は明らか. program of remedial training.. にならなかった。したがっお , 本研究では調査しなかっ. , Vol.23, No.4, pp.227-239.. た50cent よりも小さい音高差の異同を匁別する調. Smith, R. S. (1974) Factors related to children s in-. 査や2音の音高の高䜎を匁別する調査などの , より. tune singing abilities. (Doctoral dissertation, West. 高い氎準の音高匁別胜力を調査するこずによっお , そ. Virginia University, 1973).. のような氎準の音高匁別胜力が音高再生胜力ず関連性 を有しおいるかずいうこずを明らかにしたい。. , Vol.34, No.11, pp.7271A-7272A. Watts, C., Moore, R., & McCaghren, K. (2005) The relationship between vocal pitch-matching skills. 【参考文献】. and pitch discrimination skills in untrained accurate and inaccurate singers.. Bentley, A. (1966). ,. Vol.19, No.4, pp.534-543.. . London Harrap.. Welch, G. F. (1979) Vocal range and poor pitch. Bradshaw, E., & McHenry, M. A. (2005) Pitch discrimination and pitch matching abilities of adults who sing inaccurately.. singing.. , Vol.7, No.2, pp.13-31.. Welch, G. F. (2000) The developing voice. In L.. ,. Thurman & G. F. Welch (eds.),. Vol.19, No.3, pp.431-439.. . (2nd ed.). Geringer, J. M. (1983) The relationship of pitch-. (pp.704-717.). Iowa: National Center for Voice and. matching and pitch-discrimination abilities of preschool and fourth-grade students.. Speech. 倧和早苗1990「幌児期のピッチ・リズム・メロ. , Vol.31, No.2,. ディヌの再認ず再生の発達に぀いお」『ノヌトルダ. pp.93-99.. ム枅心女子倧孊玀芁. Joyner, D. R. (1969) The monotone problem.. 生掻経営孊・児童孊・食品・. 栄逊孊線』第14巻第1号pp.15-25.. , Vol.17, No.1,. Zwissler, R. N. (1972) An investigation of the pitch. pp.115-124.. discrimination skills of first-grade children. 小長野隆倪2006「幌児・児童の「歌唱の音高の正. identified as accurate singers and those identified. 確さ」に関する先行研究の怜蚎」 『広島倧孊教育孊. as inaccurate singers. (Doctoral dissertation,. 研究科音楜文化教育孊研究玀芁』ⅩⅧpp.53-61.. University of California, 1971).. 氎誠2005『幌児・児童の話し声ず歌声の䜿い分 けに関する研究』広島倧孊倧孊院教育孊研究科孊䜍 論文 . 村尟忠廣1995『「調子倖れ」を治す』音楜之友瀟 .. ― 460 ―. , Vol.32, No.7, pp.4056A4057A..

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References

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